投資家情報

ESGへの取り組み

当社はESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:ガバナンス)を重視した経営をおこなうことで、企業として持続的な成長を遂げ、自身の企業価値を高めていくことができると考えています。環境に配慮し健康な暮らしを実現する「住」環境の提供、地域社会と共に成長していく企業活動、倫理性・透明性の高いガバナンスを実現すべく、ESG活動に取り組んでいます。

また、2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)は、先進国を含めた世界全体が2030年までに達成すべき共通の目標です。当社は、ESG活動と共に、SDGsの目標達成も目指して事業活動をしていきます。

Environment(環境)

CO2排出量削減

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当社は省エネ住宅を提供し、住宅でのエアコン使用によるCO2排出を削減します。
・省エネ住宅(高断熱、高気密)
 - 新築戸建住宅:R+house、HIROGALIE、エコルフ
 - 賃貸用住宅:WILL STYLE
 - 戸建型宿泊施設:Rakuten STAY HOUSE × WILL STYLE
・戸建断熱リフォーム:ハウスINハウス

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R+houseが改正省エネ基準を上回る断熱性能超過分で貢献するCO2削減量は棟あたり約4.13トン/年のCO2削減効果があります
上記グラフはR+houseの性能残存期間を40年とした場合の、40年間累計のCO2削減貢献量を示します

当社が提供する地盤改良工法 HySPEED工法により、地盤工事におけるCO2排出を削減します。
・HySPEED工法

地盤工事にセメント系固化材を使用せずに天然砕石を使用。セメント系固化材を製造するときに大量に発生するCO2を削減することができます。

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HySPEED工法とセメント系地盤改良とを比較した場合、
平均的な1戸建の改良工事(3M×30本~40本程度)であると、約3,000kg~5,000kgのCO2削減効果があります。
(※セメント1,000kgの製造時に約723kgのCO2発生として試算)

当社が提供する断熱工法デコスドライ工法で使用している断熱材デコスファイバーは、断熱材製造時におけるCO2排出を削減します。
・デコスドライ工法

新聞紙をリサイクルしたセルロースファイバー断熱材「デコスファイバー」を乾式吹き込み工法で充填することで抜群の断熱・調湿・防音性を実現。デコスファイバーが生産段階で使用するエネルギーは電気のみで、他の断熱材が必要とする熱(溶解、乾燥)、水(洗浄、冷却)などは一切使用しません。そのため、他の断熱材に比べ圧倒的に製造時のエネルギー消費が少なくなっています。またこれらの省CO2性能が評価され、断熱材として日本で初めて経済産業省カーボンフットプリント(CFP)制度にも認定されました。

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1棟あたり約1トンのCO2削減効果があります
CFP算定は、製造、建設段階までの削減値を含み、使用、廃棄・リサイクル段階の削減値は含んでおりません

化学物質や産業廃棄物の削減

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当社が提供する地盤工事では、有害物質や産業廃棄物になる材料を使用しません。
・地盤改良工法:HySPEED工法

地盤工事にセメント系固化材を使用せずに天然砕石を使用することで、六価クロム等の有害物質が土壌に溶出することがありません。また、将来建物を取り壊し更地にした場合でも、天然砕石は産業廃棄物(コンクリート、鉄パイプ)ではないので撤去する必要がありません。

Social(社会)

健康住宅

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当社は、健康に生活できる住宅を提供しています。
健康で快適に住む条件の一つとして、「部屋の中が常に適温に保たれていること」が挙げられます。世界保健機構WHOからも、人々の健康を守るために、寒い季節の最低室温は18 ℃以上にすること、と強く勧告されています。当社で提供している住宅は高断熱・高気密なために少しの冷暖房エネルギーで冬は暖かさを、夏は涼しさを保つことができ、家の中の温度差も少なくなります。
 さらに、家の中での温度差が小さくなることで冬場の入浴時における事故(ヒートショック*)などが低減されます。また、気密性が高いので結露によるカビの発生が抑えられ、カビによる健康被害を抑制することができます。
・高断熱、高気密な健康住宅
 - 新築戸建住宅:R+house、HIROGALIE、エコルフ
 - 賃貸用住宅:WILL STYLE
 - 戸建型宿泊施設:Rakuten STAY HOUSE × WILL STYLE
・戸建断熱リフォーム:ハウスINハウス

*ヒートショック:家の中の急激な温度差により血圧が大きく変動することで失神や心筋梗塞、脳梗塞などが引き起こされること

当社が提供する断熱工法デコスドライ工法で使用している断熱材デコスファイバーの原材料の80%は新聞紙で、もともと木からできています。そのため、木が持つ特有の吸放湿特性をデコスファイバーも引き継いでいます。この木質繊維が持つ優れた調湿性により、年間を通じて室内を適度な湿度に保ちます。また、デコスドライ工法では20年という長期の壁体内無結露を保証していますので、壁内の結露によって引き起こされるカビの発生もありません。

長期間にわたり、安心・安全に住める家の提供

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当社で提供している戸建住宅は、耐震性に優れた高耐久な家です。さらに、長期間にわたり、住宅の快適性を維持し、安心して暮らしていただけるように「家価値60年サポート」を用意しています。
 - 新築戸建住宅:R+house、HIROGALIE、エコルフ
 - 賃貸用住宅:WILL STYLE
 - 戸建型宿泊施設:Rakuten STAY HOUSE x WILL STYLE
 - 家価値60年サポート

地方活性化

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当社は、主に地域の「住」関連の中小企業を対象にして、ビジネスにおける課題に対する解決策をパッケージ化して提供しています。当社のサービスを利用することで、大手ハウスメーカーにも勝る家づくりができるようになり、また、新たな形態でのビジネス展開も可能になってきます。このような地域の企業と共に成長していくビジネススタイルは、地方における雇用創出および地方活性化につながります。また、地方で雇用創出ができることにより、地域間の格差も減らすことができると考えています。

当社は、地方の自立性や官民連携の可能性を探りながら、地域貢献を推進していく新たな建設業界の組織「地方創生まちづくりネットワーク」を運営しています。建設投資額が減少するなか、遊休不動産の活用や商業施設開発など、建設業界特有の『受注』から『創注』にむけた新たな収益の構築に取り組んでまいります。

住宅産業の活性化

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当社は「住」関連の業界に新たな工法やビジネス手法を提案し、住宅産業そのものを活性化させる事業活動をおこなっています。
・建設産業:公共投資依存からの脱却 地盤改良工法 HySPEED工法、など
・不動産業界:不動産相続を起点に新規取引を獲得 不動産相続の相談窓口、など
・住宅産業:建築家と建てる高断熱・高気密・高耐久な注文住宅 R+house、など
・リフォーム業界:断熱リフォームという新たなリフォームの提案 ハウスINハウス、など

現場での生産性向上

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当社は、各事業者の事業活動の生産性を向上させるツール類の提供をおこなっています。

・工務次長DX

工務店業務の生産性を向上する為のASPシステム。
(業務及び工程の進捗管理や管理者と工事担当者間の情報共有、積算・原価管理として営業見積・実行予算・支払原価の予実管理)

・ハイアーFP

住宅資金相談のコミュニケーション&シミュレーション用ASPシステム。

社会・コミュニティーへの参画

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当社は健康住宅の研究を大学と連携しておこなうなど、大学や各種研究機関と連携することで、「住」関連の新たな技術開発をおこなっています。

ダイバーシティへの取り組み

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当社では人事採用や人事評価において、個人の実績や能力で判断し、多種多様な人に平等な機会を提供しています。また、全社員に対して働きやすい環境を整え、時短やテレワークなどの制度も活用できるようにしています。

Governance(ガバナンス)

コーポレートガバナンスの充実

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当社は、事業の持続的な成長を通じて、株主、顧客企業、従業員、地域社会その他ステークホルダー、ひいては広く社会に貢献していくことを経営目標にしております。持続的な成長を実現するためには、経営の効率化を図るとともに健全で透明な経営体制を構築する必要があると考えており、コーポレートガバナンスの充実は当社グループにおける重要な経営課題と位置付けております。

関連法規の順守

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当社は全社員に対してコンプライアンス順守を徹底し、定期的に研修をおこなっています。

連結企業統治体制の確立

専任の担当部門により、連結企業統治体制を確立しています。